2018年11月26日に発売したジャンプに掲載の漫画『食戟のソーマ』最新話289話のネタバレと感想です。
創真はこのBLUEに優勝の名誉以外に副賞があることを知ります。その副賞こそが、BLUE参加者が何が何でも欲しいという、特等執行官の指定料理人の特権というものでした。
一方で才波はえりなに自分の過去を語り始めます。なぜ自分が創真を憎むようになったのか――。
それでは気になる『食戟のソーマ』289話ネタバレをお届けします!
Contents
食戟のソーマ289話「俺はお前になりたい」最新話ネタバレ
必殺おせちを思いがけず完食までしてしまった第二の門審査員のランタービ。
俺の評価額、何ドルすか何ドルすかぁ?とあれだけの逸品を出したのだからさぞ高い金額なんだろうなぁとワクワクニコニコする創真。
ランタービはぐぬ…ちょっと待ってなさいとポーチの中を見るも、なんとついつい高額を連発してしまって手持ち資金がないことに今気づいたランタービ。
ポケットをガサゴソあさるもないものはありません。
?と何かあったのかな?と怪訝に思う創真。
「はい! たぶんギリギリ100ドルあるからっ!」と投げやりにぽーいと渡された創真。
中断してドル札を追加で用意してくるわ!と走り出すランタービに、おいおい俺の判定額はいくらー!?と創真は逃がしません。
「うるさいわねいいでしょ合格なんだから!」と気にせず去っていくランタービ。
「俺は司先輩と稼ぎ勝負を…!」と言いかけるも、もうランタービはいませんでした。
ちょっとーどういうことっすかー頼みますよー!と抗議する創真に、まぁまぁいいじゃない、幸平もこれで第二の門突破決定なんだから、となだめる司は次のように言います。
「BLUE優勝の名誉と…副賞に一歩近づいたよな」
引用:食戟のソーマ
と話す司に、副賞??と聞き返す創真でした。
出場招待状と一緒の書類に書いてあったでしょと言われますが、創真はそういうのはあまり見ない性格で、あると言ってもどうせトロフィーだろと思ってよく見てませんでしたと笑うので、ランタービのイライラが高まります。
そんな適当さで権威あるBLUEに出てんじゃないわよ!と怒りのランタービ。
あとコンビニの前でたむろすんな!とも。
だってー次の門が開くまでヒマなんすもんとアイスを食べながら返す創真。
そんなあっけらかんとした創真に対して、今回の副賞は過去に開催されたどんな料理コンクールの賞品よりもとっても豪華な物なんだから!!とさらに怒って話すランタービ。
その副賞というのが、今回BLUEを主催しているWGOの最高責任者、特等執行官(ブックマスター)お付きの指定料理人になれる、というものでした。
目を輝かせながら話すランタービに、それってやっぱ凄いの?と聞き返す創真。凄いに決まってんでしょ!?とびっくりしながらも説明します。
特等執行官(ブックマスター)という立場の人間は、ランタービのような二等執行官のような立場ではめったにお目にかかることのできない、美食会の中でも超重要人物であるということ。
そして、料理を出す側がお金を支払うほどの地位にいる人物であること。
それだけの高き存在であることをランタービは創真に強く強く説明します。
司も付け加えて説明します。
真夜中の料理人(ノワール)たちの多くがこの「指定料理人」という副賞が一番の目当てだということ。
特等執行官が公の場に姿を見せるのは年に数回と限られていて、その時に料理を出しさえすれば莫大な年俸を支払うという、料理人にとっては非常に好条件だということ。
相変わらずアイスを食べながらも、司先輩もその副賞が目当てなんですか?と創真が聞くと、もちろん俺も興味はあると司も答えます。やはり特等執行官の指定料理人というのは司も狙うほど特別なようです。
自分の皿が特等執行官という超重要な人物に通用するのかを挑戦してみたいと思うと言う司。
逆に創真は興味がないのかと聞かれると、自分の実家の常連客の方が大事だし、うちの店までご足労してもらえたら対応できますとさすがの創真節。
「そんなにモチベーションないなら次の門で失格になりなさい!」とまたもランタービに叱られますが、創真はやる気は満々だと答えます。
創真にとってはこの戦いを続ける理由は、自分の「城」をこれからもしっかり継いでいけるかどうかがかかっているから。
名誉や副賞などは二の次。
そうやって目的がしっかりとある創真の目は凛と前を向いていました。
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一方、創真のいる第二の門を抜け、第三門よりも先にある城郭、本丸前には才波に誘拐されたえりながいました。
えりなの隣には、海外旅行誌やパンフレット、ウエディング情報誌などを楽しそうに見ている才波朝陽。
「どこ行く?新婚旅行」「やっぱバリあたりの南国かなー?」と軽々しく聞いてくる才波にえりなは腹が立って仕方ありません。
気安く話しかけないでくださる!?と伝えると、「姫」って呼んでいるんだからものすごい敬い方だろ、とさらに軽い言い方でニコニコ話す才波。
人を誘拐しておいて抜け抜けと…!と怒りが止まらないえりな。
と…とにかく語り合うことなどありません!どこの馬の骨とも知らないあなたなんかとはね!
引用:食戟のソーマ
えりなは才波から顔を背けながら怒ったかのように伝えますが、才波が今までの様に言い返してこないことを不思議に思い、えりなから才波の方を見てしまいます。
「んじゃさ…俺が身の上話披露したら ちゃんと語り合ってくれるかい?」
引用:食戟のソーマ
笑っているようですが、表情の見えない顔でえりなに伝える才波。
嘘の身分でもでっちあげるのでしょう?!と言うと、まぁ話半分に聞いてよと言って才波は勝手に話し出し始めました。
「――本当の父親の顔は知らない 物心ついたときにはもう母親と二人だった」
話した内容は、えりなが想像していたところとかけ離れた内容でした。
才波はアメリカ北部にある貧民街で生まれたそうです。
そこで母親と一緒に貧しい暮らしをしていました。
母親は毎日お酒を飲み、話をするときといえば酒はあるかとねだるときくらいでした。
才波はそういうとき、水を敢えて渡します。
母親が泥酔しているときなら、水を渡すだけでもそのまま気づくことなく寝てしまうからです。
しかし、タイミングを見誤ると、洗面所に連れていかれ、たっぷりと水をためた洗面台の中に顔を押し込められてしまうのでした。
「母親をなめてるんじゃない!」
「どうしてアンタなんか…あぁ畜生!産むんじゃなかった!」
「産むんじゃなかった!!」
引用:食戟のソーマ
そんな毎日を過ごす中、母親は先に亡くなってしまいます。
才波は運よく施設に拾ってもらって過ごすことになりました。
そして7歳になった頃、たまたま出会ったのがジョウイチローでした。
そもそもジョウイチローがなぜ施設に現れたかと言うと、ジョウイチローの友人が開いている慈善活動の内の一つで、施設の子供たちに料理をふるまうというイベントがあったからでした。
あんなに美味くて、あったかい皿は、初めて食べた。
もっとジョウイチローのそばに居たいと思った才波は、ジョウイチローがその慈善活動で施設に来るたびに仕込みを手伝うようになります。
そして市場や畑や牧場へ連れて行ってもらい、才波は料理人としての道を歩み始めます。
町のレストランに口をきいてくれて厨房で見習いをさせてもらったり、
フレンチに中華、イタリアンに和食など、世界の食について語ってくれたり、
料理以外にもいろんなことを聞き、いろんなことを教わったのだそうです。
才波がジョウイチロー本人に直接言うことはなかったようですが、いつも心の中で唱えていたのは、あなたこそが父親だということでした。
しかし、才波が15歳になった頃のことでした。
突然ジョウイチローからもうアメリカには来れなくなったと言われます。
その理由は、日本にいるジョウイチローの妻が亡くなり、実家には息子の創真がいるから今までの様に遠出はできなくなるからと。
才波はこのときまた、表情を見せなくなります。
そして、どうして俺はこんなに大好きで、本当の父親と思っていた城一郎の子として生まれてこなかったのかと考えます。
やっと出会えたのに。
やっと出会えた俺の父親を奪わないでくれ。
いやだ、いやだよ。
どうして俺は…
城一郎が父親じゃなかったんだろう。
城一郎の息子、ソウマ、お前になれなかったんだろう。
ソウマ。
ユキヒラ
ソウマ
俺はお前になりたい…!!
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えりなはその話を真剣に聞いていました。
すると、「な~~~~んつってな!!」とコロッと態度を変える才波。
身の上話をしたんだから約束通り真摯に語り合おうぜ~~とさっきの才波にもう戻っています。
どこまで本気なのかとわからなくなるえりなでしたが、ただ、さっきの話はとても嘘偽りを並べたようには思えず、心のこもった真剣な内容だと感じていました。
謎ばかりの才波朝陽と言う人物の実像が少し見えた気がするえりな。
場面は変わり、創真たちが受けていた試練は全員の実技が終了したようで、特等執行官に報告が入ります。
第二の門について、表の料理人たちは参加者の半数がここで脱落、一方で裏の料理人たちはすべてが突破したと。
報告を受けた暖簾の先にいる人物は、これにて前座はおしまい、ここからが本当のBLUEだと告げます。
そしていよいよい第二の門が解放となり、門が開いていくその先には、三人の人物が待ち構えていました。
その三人から発するオーラに創真は何か異様なものを感じ取ります。
暖簾の先にいる人物は言います。
『次の門で…見せつけてやることとしよう
此度のBLUEが
どういう大会であるかをの…』
引用:食戟のソーマ
いよいよ、伏魔殿が開門となります!
食戟のソーマ289話「俺はお前になりたい」最新話ネタバレ感想・考察
創真のマイペースさはこのBLUEでも発揮されていましたね。
でも見ず知らずの人がたとえどんなに高貴な方であっても、今の創真にできること、想像できることと言ったら、よくうちに来てくれる顔見知りの方、常連の方のことを想うことなのではないでしょうか。
これも、創真らしい生き方なんですよね。
そしてそんな創真を妬ましく思う才波朝陽。
どんな過去を過ごしてきたのかというのが語られましたが、おそらくは本当の事だったのでしょう。才波が表情を見せなくなったというのも過去を語ったからに違いありません。
才波自身はもう一人の息子、というよりも、自分こそがジョウイチローの本当の息子だと思っていたというのが本来のところかもしれません。
望んでいたのはジョウイチローのそばにいたかったこと。父親のそばにいたかったこと。
そのように偏屈になってしまったのは、ジョウイチローに会う以前に、物心つく前に父親を亡くしてしまったことが少なからず影響しているのでしょうね。
創真が勝ち上がれば勝ち上がるほど、才波朝陽の創真への憎しみはより深く苦しいものになっていきそうです。
そして伏魔殿が開門し、手強そうな敵が現れました。
それぞれどんな試練を与えてくるのか、楽しみですね!
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食戟のソーマ289話ネタバレまとめ
漫画『食戟のソーマ』289話のネタバレと感想考察でした。最後に簡単にまとめます。
BLUEの優勝には副賞という名の「特等捜査官の指定料理人」という特権がついてくる
創真にとっては目的は別のところにある
才波朝陽の過去はとても壮絶だったが、ジョウイチローに出会ってからすべてが変わった
ジョウイチローに会えなくなってしまったとき、心の底からジョウイチローの息子になりたいと望んだことが、今の闇の心を生み出した
伏魔殿が開門し、次に待ち受けるは3人の強者
創真に憎しみを抱く歳馬の過去は非常に壮絶な物でしたが、それを救ってくれたのが創真の父だったことがきっかけで才波は本当にジョウイチローの息子になりたいと思ってしまった。
それが才波朝陽の今の闇を生んでしまったのでしょうね。
一歩でも今、才波の元へ行くために創真がすべきは次の試練を突破すること!
かなり手強そうな人物が勢ぞろいですが、ここでも創真節全開で戦ってくれるのは間違いないでしょう!
次回の『食戟のソーマ』も楽しみに待ちましょう!
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