ワンピース916話でようやく姿を見せたトラファルガー・ロー。ローの一味と共にワノ国に先行していた麦わらの一味であるゾロ、ウソップ、ロビン、フランキーについては909話で既に登場していたので、動向が気になっている人も多かったのでは?
917話でホーキンスと出くわし、918話で戦い、そのままルフィ、ゾロと合流。919話で錦えもんたちとも合流と、すぐに麦わらの一味と行動を共にすることになりました。
しかし、ローがそれまで何をしていたのかは具体的に出てきてなかったですね。
ローがワノ国でどんな活動をしてきたのか、そしてこれからの目的など考察していきます。
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ローがワノ国に来た目的
ローがワノ国に来たのはズバリ、カイドウを倒すためです。
そもそもパンクハザードでルフィと出会ったローは、同盟を結ぼうとこのように持ち掛けました。
出典:ONE PIECE
いの一番にカイドウをターゲットにした理由については明らかにされていませんが、おそらくは自分の目の敵であるドフラミンゴと繋がっているのがカイドウなので、順番で行けばまずはカイドウ、ということなのでしょう。
WCI編でビッグ・マムはルフィに対し、『アレはお前らには倒せない』と、カイドウはルフィには倒せないと言い切っていました。
これは、単にカイドウがルフィより強いからというだけではなく、カイドウが不死身である理由を古い付き合いだからこそ知り尽くしているビッグ・マムだから言えた言葉でしょう。
ただし、WCI編ではローとは別行動だったので、もしあの場にローがいたらまた別のやり取りがあったかもしれませんね。
ローは相当な策略家なので、策もなしに無謀にカイドウに突っ込むことはしないはずです。
おそらくは今回錦えもんが火祭りの夜に向けて準備を進めている間にも、ロー自身もカイドウの首を取るべく算段をつけ、たくさんの作戦を考えているに違いありません。
その準備のために、錦えもんらと話し合って、目立たないようにワノ国で暗躍していたと思われます。
917話でローはばれないようにホーキンスと戦闘
ローがワンピース917話~918話でホーキンスと闘った際も初めはばれないように被り物をしていました。
これも、錦えもん含め自らの動きを悟られてはならないという表れでしょう。
出典:ONE PIECE
ちなみにローが被っているのは「天蓋」と呼ばれる深編笠です。
日本では禅宗の一派である普化宗の僧、虚無僧(こむそう)が、尺八を吹き喜捨を請いながら諸国を行脚修行する際に被るものでした。
出家した以上は顔を隠し、世俗から己を切り離す、という意味があります。
また時代劇においてはこの深編笠で素顔が見えない点を活かして、暗殺者や隠密、武士が本当の身分を隠して行動するときの姿としてよく登場します。
今回のローと同じですね。
最初はローだとわからなかったホーキンスでしたが、戦いを仕掛けたローの能力やタトゥーからローだと気づきます。
そして先にルフィやゾロと出会っていたホーキンスは、麦わらの一味とハートの海賊団は同盟を組んでいたことを思い出し、ローがワノ国に来ていてもおかしくないと考えます。
ローはルフィたちがホールデムに手を出し、倒していないかと心配していますが時は既に遅し。
見破られたローは、ホーキンスからホールデムが既にルフィに敗れて、現在この地へ旱害のジャックが向かっているのを知り、最悪の事態が起きたと怒ってしまいました。
ということで結果すぐにばれてしまうのですが、ローがワノ国で活動していたのはこうした隠密行動だけではないと思います。
次にその考察を述べていきます。
ローのワノ国での任務とは
ローがワノ国で行っていたであろう任務について考察しました。
- 町医者として
- 農園から安全な食料を集める役
- カイドウの不死の理由を突き止める
任務予想1:ローは町医者として動いていた?
ゾロたちワノ国への先発隊は自らの能力や才能、体格などを活かした職業に就いて町に溶け込んでいたので、ローも自分の得意分野である医療を活動に活かしていたと推測します。
もともと高い医学知識もあり、治療もできるローは、表の顔としては町医者として動いていたかもしれません。
ホーキンスとの対決でも、『殺人は好まない。医者なんでね』と話しているので、医者で通しているのでしょう。
そして、診療をする間に町人たちから情報を仕入れたりしていたのでは?
任務予想2:ローは農園から安全な食料を集めていた?
ワンピース919話でローは、ROOMやシャンブルズなど自らの能力を活かし、農園から安全な食料を集めていることがわかりました。
出典:ONE PIECE
これがローの活動のすべてではないでしょうが、安全な食糧がなければこの先生活もしていけないので、ワノ国の事情を知り尽くしたローはしっかりと食べ物を確保していたのでしょう。
任務予想3:ローはカイドウの不死の理由を探していた?
カイドウは不死の生物であると言われているので、その理由を突き止めなければ倒すことはできません。
そのため、不死の生物をどのように倒すかという算段の可能性をさらに上げるために、情報を集めていたのでしょう。
自分が思い描いていた算段をよりクリアにするためには、本拠地であるワノ国で情報収集した方が内部の情報が知れますからね。
実際、当初はシーザー・クラウンを生け捕りにし、怒ったドフラミンゴをカイドウへぶつけるという作戦でしたが、シーザー・クラウンはもう逃げてしまいましたし、ドフラミンゴはルフィが倒してしまいました。
そのため、現在は真正面からルフィたちと共にカイドウと戦わなければなりません。
カイドウは規格外に強靭な肉体のようなので、その硬い殻をぶち破るための計画を練っているのかもしれませんね。オペオペの実の力で不死身性を弱体化できる可能性があるかもしれないので、敢えて修業を積んでいるかも?
また、火祭りの夜までには2週間あるので、ロー以外にも麦わらの一味の戦力アップも期待できます。
もちろん、ルフィが何も事件を起こさなければ、の話ですが。
まとめ
今回はローがワノ国で行っていた任務についてと、カイドウを倒す算段について考察していきました。
ローの当初の想定よりも、ミンク族や侍・忍者など戦力としてはかなり強くはなっていると思いますが、それでもまずカイドウ軍との圧倒的な人数差があるのは否めません。
どうにかして勝ってほしいですね!そして、同盟はカイドウを倒すまでとされていましたが、このままずっと麦わらの一味の仲間として動いてほしいなと期待しています。
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