ワノ国編では、ワンピースの今までの世界でも群を抜いて、支配体制が異常なまでに強い国の状況が明かされていますね。
ここでカイドウは武器工場を建設し、国民に労働を強いているようですが、その公害による影響はどのようなものなのか?
今回はワノ国の工場が国民に対して影響を及ぼす公害等の状況をまとめました!
ワノ国の現状とは
ワノ国は光月おでん以前の将軍、光月スキヤキの時代から鎖国体制でしたが、それに加わって現在の将軍オロチの時代からカイドウによる支配体制と武器工場も建設され、国としてより一層酷い状態になっています。
将軍オロチと四皇カイドウが手を組み、ワノ国は制圧状態
カイドウの百獣海賊団による支配
上記は世界政府非加盟の鎖国国家であることから、外部にはワノ国の現状は伝わらない(強い侍がいるから手が出せないというある意味昔の話)
鎖国体制であることで、海軍が介入することはできません。
現に現元帥のサカズキは、カイドウとビッグ・マムがワノ国で会うかもしれないという連絡を傍受した際、黄猿が行ってこようかと言っても、あの国には未知の兵力である侍がいるから行かなくていい、と止めていたくらいです。
この、外部からの介入ができないということが、現在の無法地帯であるワノ国を生んだのかもしれません。
ワノ国各部の現状詳細
ワノ国各部(工場、人々)に関してさらに掘り下げていきます。
ワノ国の現状:工場
将軍オロチの住む「花の都」やカイドウに支配されている地域以外はほぼ荒野にされ、カイドウの武器工場が建てられています。
そして、その工場から出る排気ガスや汚水が自然を汚し、川や作物、動物も汚染された“毒”のような状態となっていて、水を口にすることや動物を捕まえて食べるなどは毒を食べるのと同じことになってしまいます。
現に、ルフィに命を救ってくれた恩返しをとお玉が大切なお米で作ったおにぎりを差し出し、自らは川の水を飲みましたが、毒同然だったので苦しむことになってしまいました。
更に、荒野にされてしまった土地は排気ガスや汚水によってさらに汚され荒れ果てた状態。
一方でオロチやカイドウは安全な場所で暮らし、食料も自分たち専用で安全、且つ無害な農場で作っています。
そのため、あるところには安全な水や食料はたくさんあるんですね。
この差がさらにルフィたちの怒りを増幅させています。
このことから、環境汚染があるとは言っても、敢えて別の場所には安全な農園を作ると言った、カイドウやオロチがワノ国に非常に固執している感があることが分かります。
単純に武器工場だけを建設するのであれば、何もワノ国にこだわる必要はありませんが、ワノ国だけを制圧して多くの武器工場を建設する理由があるはずです。
おそらくは、ワノ国にしか存在しない資源があるため、ワノ国での武器生産にこだわっているのでしょう。
ドレスローザ陥落後、革命軍コアラが見つけた武器の中に特殊な鉱物が含まれていたそうです。
それは、「酒鉄鉱(きてつこう)」という鉱物。
ドフラミンゴはSMILE(スマイル)の代わりに酒鉄鉱の含まれた武器を取引し、その武器を世界の大物たちに売ることによって大きなビジネスを生み出していたのでしょう。
そうなると、酒鉄鉱にはかなり特殊で特異な成分が入っているか、武器の耐久力、攻撃力が高まるなど、武器としての価値にかなり大きなメリットがあるに違いありません。
酒鉄鉱についてはまた判明次第追記します!
ワノ国の現状:人々
ワノ国の人々は、オロチとカイドウに屈することを受け入れている状況です。
そして、わずかな食糧=おこぼれをもらうことで生活しているのが「おこぼれ町」の住人です。
さらに、武器工場での労働にも従事られており、そこには九里を統括する旱害のジャックが見張っているので、逃げ出すことも難しい状態。
現在のワノ国はこうした状況がほとんどの地域で見られるのでしょう。
ワノ国の公害に対するルフィの怒り
このワノ国の現状に対して、自然豊かな場所で育ってきたルフィにとっては特に響いたようで、よく怒っているような描写が取れます。
あんなチビ助が腹いっぱいメシ食えねェなんて……!!
海と山と森がありゃ普通食い物なんかどうとでもなる筈だ!!
出典:ONE PIECE
これまでにもルフィはいろいろな事情で敵と戦ってきましたが、その裏にはとても根深い問題がありました。
アラバスタでのクロコダイル、空島でのエネル、魚人島でのホーディ・ジョーンズ、ドレスローザでのドフラミンゴなど。
そのたいていは、国が抱える大きな問題があるのもわかりながらも、相手の存在に対して仲間を泣かせたからとか、自分が窮屈だからとか、ルフィなりの挑む理由もありました。
今回のワノ国に限っては、ルフィは国の問題にも非常に関心を持っていることがよくわかります。
自分はサバイバルしながらも心豊かに育ってきた環境があったのに、ワノ国にはそれすらなく、飢えと貧困、労働に苦しむ人々がいて、その一方で豊かに暮らすオロチやカイドウがいるのがとても許せないのでしょう。
ルフィ自身もどんどん成長していますが、ワノ国ではさらに一段と成長するルフィが見られるかもしれません。
錦えもんやモモの助から話は聞いていたけど、現地のお玉やお鶴などを見たらもっと自分事になったのでは?
困っている友達を助けるためにもオロチやカイドウをぶっ飛ばしてほしいですね!
まとめ
今回はワノ国で起きている公害等の現状をまとめ、ルフィがどう感じているかということまでを考察しました。
ここまでワノ国編が進んでいく中で本当に国民が困っていることが浮き彫りになってきましたし、守り神であるカイドウが多くの国民にとっては実際は守っていないことも見えてきました。
これからの展開でどうワノ国は変化するのか、楽しみに待ちましょう!
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