ワンピースではかなりの古株キャラクターである「たしぎ」。海軍でスモーカーの部下ですね。
たしぎは初期からゾロの幼馴染のくいなに似てるとか刀剣マニアとかいろいろな設定がありましたが、いまだその正体は不明なところがあります。
そして今回のワノ国編で登場した光月日和が、もしかしたらたしぎなのでは…?と繋がる部分がありました。
そこで、たしぎについて改めて考察していきます!
Contents
たしぎの正体について判明している設定
たしぎの正体について現在分かっているキャラクター設定を改めて紹介していきます。
たしぎは海軍本部の兵士です。新世界の章になってからは現在23歳。スモーカーの直属の部下としてずっと配属されています。
出典:ONE PIECE.com
現在までの階級は、曹長→少尉→大佐となっています。G-5支部に派遣されていますが、グランドラインの支部は本部の管轄なので、階級は支部階級ということにはならず、本部階級が継続されています。
ちなみに2年前は雑用から始まったコビーは、2年が経った現在、見聞色の覇気を発動させたことがきっかけでか既にたしぎと同じ階級の大佐になっています。このままだとたしぎはコビーに抜かれてしまいそうですね…。
たしぎの性格
たしぎの性格は非常にトロくおっちょこちょいで、その性格が決め手となったのか誕生日も10月6日です(トロイ)。
また、剣士としての精進を怠らない努力家である一方、くいな同様に自分自身が女性であることや、女だからと実力を低く見られることに非常に強いコンプレックスを抱いています。
このこともあってゾロは初めて会ったたしぎを幼馴染に似すぎていることから、「存在が気に入らない」として苦手意識を露わにし、ケンカをしたことがありました。
また、ゾロと初めて会ったローグタウンのいっぽんマツの武器屋では刀剣マニアぶりを披露。
ゾロの愛刀を即座に言い当てるなど、知識は抜群に豊富ですが、逸話などは知らないため、三代鬼徹との相性にゾロが挑んだときは思いっきり腰を抜かしていました。
他にはとても正義感が強く、その場において本当の正義とは何か、自らの正義を常に信じながら動くことがあります。
そのため、アラバスタ編では王下七武海だったクロコダイルを倒すために、海賊のルフィに協力するなど、海軍としては違反するものの自らの正義に沿う行動をすることもあります。
それによって事が収まった後は自らの弱さ、無力さを嘆くこともしばしばありました。
容姿の似ているくいなと違う性格としては、くいなはおてんばな感じですがたしぎは謙虚でまじめ、誰に対しても敬語を使うなど物腰が柔らかい女性です。
その性格もあってか部下からは親しみを込めて「たしぎちゃん」と呼ばれるなど、位が上の者として見られることはあまりないようです。
たしぎの強さ・戦闘能力
たしぎは業物の刀「時雨」を愛刀として戦う女剣士です。大佐としての実力はもちろんあり、ある程度の武装色の覇気や六式の「剃」を使いこなし、普通の海賊戦闘員程度なら一瞬のうちに斬り伏せることのできるほどの強さです。
ただ、たしぎが不運なのは自らよりも格段にレベルの高い相手と戦う機会が多く、読者に与えているイメージとしては「そこまで強くはない」ということでしょう。
アラバスタ編ではミス・オールサンデーことニコ・ロビンに敗北。そこに現れたクロコダイルには「負け犬は正義を語れねェ」とまで言われます。
2年後のパンクハザード編ではトラファルガー・ローと対決しますがあっさり敗北。「弱ェ奴は死に方も選べねェ」と、2年前からまるで成長していないような言われよう。
その後、シーザーに誘拐された子供たちを救い、敵と判明したヴェルゴを止めるためにドフラミンゴの部下であるモネと戦いますが劣勢気味でした。ゾロの助けを借りながら必殺技の「斬時雨」で初めて勝利を得れた戦いでした。
このため、大佐としての実力はあるものの、出会う敵が強すぎて負けることが多く、上司のスモーカーからも再三しごかれているのです。
たしぎが光月日和となる理由
ではここからが本題ですが、たしぎの正体が光月日和となる理由としては二人に共通点があるためです。
- 髪型が似ている
- たしぎの謙虚な性格
- 刀剣マニアの由来
- 現在の年齢
たしぎと日和の共通点1:髪型が似ている
いまだ光月日和に関してはシルエットしか登場シーンがありませんが、髪型を見ると2年前のたしぎと同様のショートヘア―です。
出典:ONE PIECE
髪型だけではなかなか確定理由としては弱いのですが、似ている部分としてまずは挙げました。
たしぎと日和の共通点2:たしぎの謙虚な性格
次に、たしぎの謙虚でまじめな性格がどうしてできたのかを考察しますが、おそらくはワノ国「光月家」にて高度な教育を受け、姫君として大切に育てられたからこそでしょう。
光月トキとのシルエットでは、母であるトキにずっと甘えているような印象でした。
謙虚でありあまり自分からは前に出ないという感じで、幼少期は過ごしてきたのではないでしょうか。
たしぎと日和の共通点3:刀剣マニアの由来
刀剣マニアというたしぎの設定は、ワノ国出身と考えれば納得のいくものです。
刀に詳しいこと、知識は資料から得ているというのは、幼少期におでん城にあった書物などを家臣と共に読んで知識をつけていったのではないでしょうか。
また、モモの助も年齢のせいもあるでしょうが力量としてはそこまで強くはないため、おそらくおでん城での剣の稽古などはそこまで行われていなかった。
当然日和も稽古はしていなかったため、たしぎにおいても剣の強さとしては大きく秀でてはいないのだと考えます。
たしぎと日和の共通点4:年齢
現在のたしぎの年齢が23歳で、20年前におでん城での事件が起きたことを考え、仮に日和の年齢が3歳としてもちょうど合致するので、年齢は大きなキーポイントだと思っています。
兄のモモの助の年齢は現在8歳。日和は母のトキに甘えている印象があるので、モモの助よりもかなり幼い印象です。若くても2歳、大きくても4歳ほどではないでしょうか。
その中間をとって3歳とすると、20年前にあの事件が起きた際は3歳で、成長して現在は23歳。今のたしぎの年齢と合致するのです。
たしぎ=日和はタイムスリップせずに生き延びた?
たしぎ=日和だとすると、どのようにして生き延びたのか、ですが、おそらく光月トキからのタイムスリップは行われていないと思っています。
錦えもんの過去回想の際、トキからの最後の言葉『モモの助を頼みました』と言われ錦えもんたちは20年後の現代に飛んできますが、その際に『日和様ァ~~!?』と叫んでいるのを見ると、日和も頼みましたとは言われていない可能性がありますよね。
出典:ONE PIECE
とても不思議です。飛ばすなら日和も一緒に連れていけばよかったのに、なぜこの5人だけだったのか。他にもあの場には笠を被った謎の人物もいましたし。
おそらくこの理由は、モモの助・錦えもん・カン十郎・雷ぞう・お菊の5人にはカイドウ討伐ができると見込んで未来へと飛ばしましたが、日和=たしぎにはカイドウと戦ってほしくはなかったのでしょう。
何といっても女の子ですから。ワノ国ではやはり男性が力を持つのが多いようなので、男性が仇を取りに行くべきであって、女性は錦えもんの考えのように男の後ろを歩くものなどという考えもあったわけですから、前には出ないようにとしたのはトキの考えでもあったのかもしれません。
しかし、幼いとはいっても兄のモモの助は未来に行ったのに自分は未来に飛ばされなかった、というのはなんとなく脳裏に焼き付いているはずです。
日和=たしぎとしては、力になれなかった、それは自身の性別のためかもしれないという想いがこのときに強くなったのではないでしょうか。
ただ、日和が一人で火の海であるおでん城から逃げられるとは考えられません。
そこで登場するのが、もう一人残ったであろう笠の人物です。
出典:ONE PIECE
現在は顔が見えないので謎の人物ですが、おそらくはこの人物が日和が逃げる手助けを行ったのでしょう。
そして、日和を安全な場所へ匿うべく、敢えて海軍に入隊させたのではないでしょうか。国を越え、環境を越え、身分も越え、新しい人生を生きさせるべく付けさせた名前こそ「たしぎ」なのでは。
たしぎ(田鴫)という鳥は渡り鳥であり、越冬をするものです。おでんが殺され、故郷が焼け野原となったという辛い過去を越え、今を生きてほしいという願いを込めたのではないでしょうか。
まとめ
今回はたしぎ=日和という観点で二人の共通点などを考察していきました。
たしぎの性格やワノ国の文化などを紐解いていくと、案外やはり二人は似ている部分が多く、本当に同一人物なのかなと感じています。
本編で日和はまず登場すると思うので、その時を楽しみに待ちましょう!
他のたしぎ・光月日和関連の考察は下記となります。
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