ワノ国編に入ってから怒涛の展開を見せているワンピース。いよいよ四皇カイドウとの決戦も近づいてきていますね。
ただ、いまだカイドウそのものの情報はそこまで多く出揃っていません。カイドウが組織している百獣海賊団についても気になるところです。
今回はカイドウ自身について、その正体や強さ、あとはカイドウ率いる海賊団の情報をまとめていきます。
Contents
四皇カイドウの人物像
カイドウは偉大なる航路後半の海に皇帝のように君臨するといわれる『四皇』の一人で、百獣海賊団の頂点に立つ大海賊です。
出典:ONE PIECE
現在の四皇は他にシャンクス、黒ひげ、ビッグ・マムがいますが、その中でも最も凶悪な人物として知られ、マリンフォード頂上戦争では戦争に介入しようとしたとしてシャンクス率いる赤髪海賊団と小競り合いを起こすほど。
外見はオーズのような巨体と2本の角、筋骨隆々とした体格、荒々しく広がる長髪、そして左肩から体に広がる龍の鱗のような刺青が特徴的。
この世における最強生物と称されています。
そして最も特徴的なのはその願望です。
カイドウが戦う目的は、「死ぬため」。趣味も「自殺」ととにかく死にたがっています。
それは、あまりにも生命力・耐久力が高すぎるため。今まで自分自身も含め誰も殺すことはできていません。
初めて原作に姿が登場したときも、死に場所を求めて空島から飛び降りるも死ねず、自暴自棄に陥って最後の戦争を起こすことで「退屈な世界」を破滅させようという考えになりました。
四皇カイドウの強さ
自殺を望む一方で、自分の強さには絶対的な自信があります。そのため、自分に歯向かうものや、自分の意思に異なる行動をした者に対しては容赦がありません。
トラファルガー・ローからは「話の通じる男じゃない」と評され、ドフラミンゴですらSMILEが作られなくなりカイドウを怒らせるわけにはいかないだろうとローに脅されたときは青ざめていました。
カイドウの武器ですが、棍棒を武器として使うことが分かっています。ただそれ以外にどんな戦闘スタイルを好むのかはまだわかっていません。
ただ、自身が最強の生物である由縁が、カイドウを語る際に触れる数字が物語っています。
- 海賊として7度敗北
- 1人で海軍及び四皇に挑み、18回捕まる
- 1,000度を超える拷問を受ける
- 死刑宣告され、首吊りギロチン串刺しなどの執行を40回。しかしそのすべてがカイドウには通じなかった。
- それでも死ねなかった結果、巨大監獄船を9隻沈める
つまりは、カイドウはこれまでにも何度も敗北を喫しているのです。にもかかわらずカイドウを殺すことができずに生き延び続けているほど、とてもタフなのです。
四皇カイドウは能力者?
これまでのカイドウはその存在がどれほど強大なものかを知らせるだけに原作に登場している感があり、具体的な能力がどういうものかまではまだ語られていません。
ただワンピースの世界的に、何の能力もなしに強大な勢力を持ったり、最上位クラスである四皇として君臨するのは非常に難しいと思われるので、カイドウも何かしらの能力者であるといえるでしょう。
カイドウの能力を考える上では、ワノ国出身者の今までの発言を振り返ると見えてきます。
- 父親である光月おでんを殺されたモモの助は「龍は嫌い」
- 錦えもんは「龍は親の仇同然」
- カン十郎が能力で描いた龍を出現させた際に「目には目をと申す」
このような発言から、カイドウは龍にまつわる何かがあると推測できます。
他にも、カイドウ本人には先述したように龍の鱗のような刺青があったり、ひげもかなり長いです。
空島で自殺を計った際には単身で空島にいました。地上とは断絶されているはずの空島なので、そこに一人でいるということはたった一人で行くための手段を持っているはずです。
カイドウの正体は魔人
カイドウのタフさや体格の大きさを考えると正体はオーズのような魔人かと推測します。
そして百獣を統率すると考えても、「龍」に変身できる能力者なのではないでしょうか。
動物(ゾオン)系幻獣種の悪魔の実:モデル「龍」とか。龍に変身して空島まで行ったのかもしれませんね。
さらに、龍だけのタフさがあるのではなく、現在鬼ヶ島に住んでいるということから、カイドウはもともと鬼のような獰猛な性格の魔人であり、鬼と龍の両方のタフさを兼ね備えた最強の生物なのだと想像します。
カイドウの正体は龍(ドラゴン)
またその逆も考えられます。カイドウは「最強の生物」といわれていて、「最強の男」ではないからです。
ありとあらゆる生物の中で最強、なのだとしたら、カイドウの正体は空想上の最強生物ドラゴンとするのが妥当です。
動物(ゾオン)系悪魔の実“ヒトヒトの実:モデル「魔人」”を食べた、と考えると一番しっくりくるような気がしています。
カイドウが率いる百獣海賊団とは
カイドウは百獣海賊団という多数の軍勢を率いています。
百獣海賊団は組織としてはっきりとした三角形の構成となっています。
頂点にカイドウ、その下に3人の大幹部となる懐刀「災害」、次に「真打ち」、次に人造悪魔の実の能力者集団「ギフターズ」、そして下っ端の「プレジャーズ」です。
カイドウ直属の幹部は“災害”
カイドウの海賊団には3人の大幹部がいて、彼らは「災害」と呼ばれています。
ゾウ編にて既に登場している懐刀“旱害のジャック”もその一人です。
まだ残り二人は登場していませんが、「災害」と称されていることからおそらくは“○害”という異名でしょう。
ジャックは懸賞金10億ベリーでした。同じ四皇ビッグ・マムの大幹部であるスイーツ3将星のカタクリが10億5,700万ベリー、スムージーが9億3,200万ベリー、クラッカーが8億6,000万ベリーなので、他の二人の災害も10億ベリーほどの懸賞金がかけられていると予想します。
カイドウの戦闘員ギフターズ“真打ち”
カイドウ海賊団の動物系人造悪魔の実を食べた能力者集団「ギフターズ」の中でも、部隊を任されるほどの実力者たちが“真打ち”です。
真打ちは、日本の落語家や講釈師の身分の一つで、最高の力量を持つ者だけが慣れるとされる地位という意味があります。
また、最悪の世代といわれ、現在はカイドウの傘下となっているホーキンスやドレークも、“真打ち”として部隊を任されています。
- シープスヘッド(羊のSMILE)
- “魔術師”バジル・ホーキンス(ワラワラの実)
- “赤旗”ディエス・ドレーク(ティラノサウルスの能力者)
- ホールデム(ライオンのSMILE「噛次郎」)
- スピード(馬のSMILE)
カイドウの戦闘員ギフターズとプレジャーズ
真打ちの下に位置する戦闘員たちが「ギフターズ」です。黒い角を有しており、おそらくはこの黒い角こそが人造悪魔の実「SMILE」を食べた証なのでしょう。
- ジンラミー
- バットマン(コウモリのSMILE)
- ガゼルマン(ガゼルのSMILE)
- マウスマン(ネズミのSMILE)
上記のように、固有の名前がついている者はあまり少なく、ほとんどがSMILEそのもの+マンというような名前の付け方になっています。
そして、その下位につく戦闘員が「プレジャーズ」です。
荒くれものという見た目で、もしかしたら彼らも何らかの変身をするのかもしれません。
SMILEを食べた戦闘員たちはこれだけではなく、すでに何百人もの能力者集団となっているようです。
さらに、ジャックの率いた部隊だけでも「まるでとめどないゾンビの集団」と評されるほどの軍勢でした。
非常に数の多い軍勢をルフィたちは相手にしなければならないことになるでしょう。
まとめ
今回はカイドウの人物像と強さや能力予想、そしてカイドウ率いる海賊団についての情報をまとめました。
カイドウ自身の強さはまさしく最強。この最強生物とどうやってルフィは戦うのか見ものです。
さらに、ビッグ・マムの海賊団も非常に多い軍勢でしたが、カイドウもそれに引けを取らず、非常に大軍を率いての戦いとなりそうですね。
これからの物語に期待しましょう!
Leave a Reply