ワンピース907話では、ビッグ・マムとカイドウが電伝虫で話をしており、なんと古い因縁があったことが分かりました。
どうやらカイドウはビッグ・マムにでかい借りがあるようですが、どういったものなのか?
過去に深い接点がありそうなカイドウとビッグ・マムについて考察していきます。
Contents
カイドウとビッグ・マムが交わした話
そもそもカイドウにビッグ・マムが連絡をしたのは、ワノ国に向かったであろうルフィの首は自分が取ると宣言するためのものでした。
カイドウ『何の冗談だ!? 断る!!!』
ビッグ・マム『おめェに用があるんじゃねェよ
麦わらの首はおれが取らねェと顔潰れっぱなしだってんだよ!!
返して貰わなきゃならねェものもある……!!
お前おれに
でかい借りがあるよねカイドウ』
カイドウ『昔の話だ!!』
ビッグ・マム『いや一生の恩さ…』
カイドウ『……!!
あの小僧に恨みがあるのはおれだ!!!
来るなら殺すぞリンリン』
ビッグ・マム『やってみな 相談じゃねェ 一報入れてやったのさ
いいね “麦わら”の首は おれが取る…!!
仲良くいこうぜ 昔みたいに』
出典:ONE PIECE
ここから非常に多くのことが分かりますね。
まず、ビッグ・マムがルフィを追ってワノ国に行くこと。それはカイドウがやめろと言っても聞かないことで、相談じゃなく一報入れてやったと言います。
なので、すでにビッグ・マムはワノ国へと向かっているものと思われます。カイドウに加えてビッグ・マムとも再び戦うこととなるとは、頂上戦争以上の戦いになりますね…。
さらにこのでかい借りの話をした際、カイドウは言い返すことができずにいました。
以前にはビッグ・マムのことを「ババア」呼ばわりするほどでしたが、直接の会話の中では「リンリン」と呼ぶなど、カイドウはビッグ・マムに対して頭が上がらない部分があるようです。
カイドウに関する何か大きな秘密を、ビッグ・マムは隠しているのかもしれません。
またこの電話を傍受していた海軍において、ヒナとガープの会話から重要なことも判明しました。
それは「ロックス」と呼ばれる何者かとビッグ・マム、そしてカイドウが関わっていたということです。
まだ原作ではこの「ロックス」が個人の名前なのか組織の名前なのかは判明していませんが、『ロジャーの前は間違いなく奴らの時代だった』とガープが言っているので、海賊の何かであることは間違いなさそうです。
そして「ロックス」に関わっていたということは、ビッグ・マムとカイドウはロックスという海賊の部下だった、あるいはロックスという海賊団の一員だったということになりそうです。
こうした関係性の中に、ビッグ・マムへのでかい借りが何かが含まれていそうですね。
ビッグ・マムへのカイドウのでかい借りとは
それでは具体的にカイドウがビッグ・マムに対して持っているでかい借りとは何なのかを考察していきます。
- カイドウが四皇入りするための手助けをビッグ・マムがした
- ビッグ・マムに寿命を与えられてカイドウは命を救われた
- 43人の夫の中のひとりがカイドウ
- 魔人か龍をカイドウにしたのがビッグ・マム
でかい借り予想1:カイドウが四皇入りするための手助けをビッグ・マムがした
まず考えられるのが、カイドウが今の四皇の地位になれたのがビッグ・マムの手助けによるもの、ということです。
ワンピース小説「novel A」2巻によると、一昔前の海の覇権を握っていたのは、ロジャー、シキ、白ひげ、ビッグ・マムだったそうです。
そのロジャーが海賊王となり、海軍に捕まってシキも捕まり、ロジャーが処刑された後、入れ替わるように入ったのがカイドウとシャンクスでした。
シャンクスはロジャー海賊団だったこともあるので、ロジャーからあれこれ教わっていたと思われますが、カイドウが四皇になれたのは、シャンクスのように現四皇との接点があれば入りやすいはずです。
そこで、ロックスを通じてビッグ・マムとの接点があったことで、カイドウは覇権を取りやすくなり、四皇に入れたのではないでしょうか。
一生の恩、とまでは言えないかもしれませんが、現地位を手にするために必要なことだったとすればでかい借りとなりますね。
でかい借り予想2:ビッグ・マムに寿命を与えられてカイドウは命を救われた
ビッグ・マムがソルソルの実の力でカイドウに寿命を与えたとしたら、相当なでかい借りです。
カイドウは昔からタフな身体は持ち合わせていましたが、鬼・魔人など希少種だったので寿命は短い方だったのでは。
しかし世界に君臨し覇権を取りたいと考えていたカイドウはビッグ・マムに頼み込み、ビッグ・マムはソルソルの実の能力でカイドウに寿命を与えたとしたらかなりのでかい借りです。
ただ、そうなると仮にビッグ・マムが死ねばソルソルの実の力はなくなってしまうので、ビッグ・マムを倒せばカイドウも死ぬということになりそうです。
あとは、カイドウは非常にタフな身体ではありますが、若いころからそうだったとは思えません。
それは、身体のお腹にある大きな傷が、昔とても大きな怪我をしたことを物語っています。
ロックスにいた際に受けた傷であり、ガープやセンゴクの猛追から怪我をしたカイドウを守ったのがビッグ・マムだった。
その怪我を治すために、ソルソルの力で寿命を与え、恩を与えたのかもしれませんね。
でかい借り予想3:43人の夫の中のひとりがカイドウ
ビッグ・マムは43人もの夫との間に子を身ごもり、大海賊団を形成しました。
その夫たちの中にカイドウが含まれていたとしたら?
夫であったことである程度の地位や権力を持つことができたのかもしれません。
ただしこれも、ビッグ・マムの夫というのはパウンドのように弱い印象があるので、あれほど強いカイドウがビッグ・マムとそんなことをする理由が出てこないので、難しいかなと。
子供の中にも、カイドウに似ている子供がいませんしね。
ちょっと薄い可能性でした。
でかい借り予想4:魔人か龍をカイドウにしたのがビッグ・マム
もともとのカイドウはオーズのような魔人か龍だと思っていますが、そのどちらかにカイドウになる悪魔の実を食べさせたのはビッグ・マムだとしたら?
相当なでかい借りでもあるし、今は死にたがっているのでカイドウにとっては昔の話にしておきたい内容ですよね。
ただ、カイドウのこれまでの行動を直に見ているビッグ・マムだったら、今のカイドウに慣れたからこそ四皇にまでなれたので非常に大きな借りがあると思っていそうですね。
まとめ
カイドウがビッグ・マムに対していまだにある(らしい)でかい借りが何かについて考察しました。
とても巨大且つ強靭な二人なので、そのカイドウがビッグ・マムに対して恩があるというのはなかなか思いつきませんが、若かった頃の二人の関係が垣間見えるようでなんだか面白いですね。
ワンピースはこうして敵であっても単なる嫌な奴ではなくその人生を考えさせてくれて、時に感情移入もできるので、本当に面白いマンガだなと思います。
この二人の関係、どうなるか見ものですね!
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