ゾウ編で残虐の限りを尽くした旱害のジャック。相当卑劣な奴ですが、その分懸賞金も高く10億オーバーの強者です。
しかもズニーシャの攻撃に耐えて生き延びるとはタフさでもずば抜けています。そして、ワノ国でルフィたちと激突するのは必至の状況。
そんなジャックの正体と強さについて考察していきます!
旱害のジャックとは
旱害のジャックは百獣海賊団大看板、マンモス号の船長であり、四皇カイドウの懐刀「三災害」のうちの一人です。
ワノ国においてはホールデムの後ろ盾であり、九里の元締めを務めています。
出典:ONE PIECE
ジャックが通った後を振り返ると干ばつが起こったかのように朽ち果て、干からびることから、「旱害のジャック」という異名がつけられました。
実は新世界の中でも、知らぬ者はいないとされるほどの有名な海賊。
懸賞金は10億ベリーとその強さを物語っており、さらにジャックは好き好んですべてのものを破壊し多くの被害をもたらす凶悪性を持っていることも、この懸賞金には含まれているようです。
旱害のジャックの人物像
非常に獰猛で自信家のジャックは、一つ一つの行動においてもその自信が前面に出たアクションをし続けています。
まずワノ国の忍者・雷ぞうを探し求めてゾウに来たときは、「“侍”がいれば攻撃はやめる いねェのは罪だ」と持論を掲げ、侍はいないと主張するミンク族を相手にその目的のため特攻しました。
ミンク族との全面戦争のその日数、なんと昼夜問わず5日間。ミンク族は昼夜で交代し続けたものの、ジャックに関しては不眠不休で戦い続けるなど、目的達成をとにかく忠実に守り抜く姿勢があります。
さらに「殺しかけたら息の根を止めろ!!情けは厄介な復習を生む」と語り、女子供にも容赦をすることなく皆殺しにするなど、その残虐性は群を抜いています。
一旦退却し、海軍との戦いを終えた後、再びゾウに戻った際にはミンク族を皆殺しにするため島並の大きさを誇るズニーシャそのものを殺そうとするなど、常人には考え付かないような方法で戦いを仕掛ける頭脳派でもあります。
やり方は全くの真逆であるものの、相手がどんな敵だろうと自分の意思を曲げずに目的達成のために突き進む姿だけは、ルフィと似ている部分があります。
そのため、ワンピース内の世間における、海賊としての麦わらのルフィのイメージはジャックと同じなのかもしれません。
ジャック自身は自分の懸賞金額には興味がないようです。部下が自慢げにジャックの懸賞金額をしゃべるのに対し「うるせェ部下だ」と不快に思っているほどでした。
ジャックの強さ・能力
ジャックは動物(ゾオン)系悪魔の実古代種(マンモス)の能力者で、その強さはマンモスの大きさに比例するほど高いものがあります。
戦闘では状況により人型と獣型を使い分けますが、現在のところは人獣型にはなっていません。
人型ではマンモスの牙のように曲がりくねった長身の刀を取り出して戦います。
また獣型では主に鼻を振るって攻撃を繰り出します。
海賊らしく、正面対決だけでなく必要とあらばシーザー・クラウンの技術を生かした毒ガス兵器を使用します。とにかく残虐の限りを繰り返す破壊者、と言っても過言ではありません。
さらに体力もずば抜けて高く、ゾウの戦いの数日間はほとんど寝ていないといっていいでしょう。
イヌアラシとネコマムシへの拷問を終えてすぐ、ドフラミンゴ奪還に向けて海軍の藤虎、おつる、センゴク達がいる船団を襲撃し、返り討ちにはあいますが軍艦2隻を沈めるなどの戦いぶりを発揮します。
その一週間後にも再びゾウに戻り、今度は街ごとミンク族を沈めるため、誰も考えつかなかったズニーシャ殺害というとんでもない作戦に出ます。
最終的にはモモの助の命令によるズニーシャの反撃で噴火雨を受け本人含め船団全てが吹き飛ばされ海に沈んでしまいます。
しかし、「早くおれを引き上げろ」とすさまじい生命力で海底で生き続け、数日後部下によって引き上げられてワノ国へと戻りました。
出典:ONE PIECE
現在判明している限り、カイドウと引けを取らないくらいのタフさがあるような印象であり、強さもまだまだ底が見えない可能性があります。
海に沈んで生きていたジャックの正体とは
ここまでジャックを紹介する中で、能力者なのに海に沈んでも生きていた、というのがありましたが、ジャックの正体として考えられるのは半魚人ということです。
まず、ジャックは魚人ではありません。その証拠にエラやヒレなどの魚人としての特徴がなく、海底に沈んだ際に見えた歯のギザギザ感が似ているだけです。
肌の色も人間としての肌色で、魚人であれば青や灰色などになるので異なるでしょう。
もちろん、単なる人間の能力者というわけでもないでしょう。まず体格が異常に大きいことと、海に沈んで生き延びていられるほどのタフさは人間の能力者には持ち合わせていないからです。
そうなると海中で生きていられる人種はと考えられるのは、魚人と人間とのハーフである半魚人。ドレスローザのデリンジャーと同じような感じでしょう。
出典:ONE PIECE
デリンジャーは闘魚との半魚人で、本気モードになったときに強靭な牙のような歯を出して相手をかみ砕こうとしていました。
このような歯をジャックも持っていたので、獰猛な何かしらの魚人と人間のハーフなのではと考えます。
半魚人であるということで、人間よりも魚人よりも強い可能性が出てきました。
今でも底なしに強いのに、まだまだ悪どい強さを見せつけようとしているのかもしれません。
まとめ
今回は旱害のジャックについて、その強さや能力に触れ、また海に沈んだ際のジャックの姿から正体は半魚人ではということを考察しました。
ゾウ編で破壊の限りをし尽くしたジャックですが、間違いなくまだまだ未知数の力を持っているはずです。
ルフィたちはどのように立ち向かうのか、見ものですね!
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