現在ワノ国編と同時進行で行われている世界政府での世界会議(レヴェリー)。そこで天竜人へ宣戦布告を行おうとしている革命軍のボスが、ルフィの父であるモンキー・D・ドラゴンです。
ドラゴンの強さや能力についてはいまだ不明な部分が多いのですが、原作中の伏線からおそらく能力者だろうと考察できます。
今回はドラゴンが能力を使っているであろう描写から、ドラゴンの悪魔の実は何かやその強さを考察していきます!
革命軍ドラゴンの悪魔の実の能力とは
今までにドラゴンが悪魔の実の能力を使ったであろう描写から予想できる悪魔の実は、大きく分けて二つあります。
- 風を操る能力(悪魔の実はカゼカゼの実?)
- 天候そのものを操る能力(悪魔の実は天気=ウェザーから、ウェザウェザの実?)
それぞれ分けて、伏線からその強さまで考察していきます。
ドラゴンの悪魔の実予想1:風を操る能力
ドラゴンの悪魔の実の能力として大本命なのは、風を操る能力です。
まず原作でドラゴンが初めて登場したローグタウンでのこと、ルフィがスモーカーに捕まって万事休すのときにドラゴンが現れ、突風を起こしてルフィを助けるのです。
出典:ONE PIECE
これを皮切りに、ドラゴンが原作中に登場する際はいつも背景に大なり小なりの風が吹いています。
そしてドラゴンの会話にも多く出てくるキーワードが【風】です。
ドラゴンは『風に当たってくる…』とよく風のある場所に行きますし、イワンコフによると「風に吹かれているときはいつも同じ方角を向いている」ようです。
おそらくは風に当たることで自身の体調や体力を回復させたり整えたり、また風を感じることで世界の情勢をも感じ取れるのではないでしょうか。
さらに、ルフィの幼少時代において、「不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)」で大火事が起きた際、逃げ遅れた住人を助けるためか、大きな突風で爆発を起こし、火のない道を作り出しました。
出典:ONE PIECE
極めつけは、ドラゴンが天竜人に襲われたサボを救い出したシーンです。
サボはゴア王国の貴族に見切りをつけ、自由を目指して一人で帆を掲げ船出します。しかしその目の前に来た世界政府・天竜人の船から砲撃を受け、サボは海の藻屑となりかけるのです。
そのサボが海の中から伸ばした手を、間一髪でつかみ取ったのがドラゴンでした。
出典:ONE PIECE
このときの描写はものすごく不思議なのです。
まず状況としてサボが船で出た大海原なので、近くに人が立てるような場所はありません。あったとしても世界政府の船なので、革命軍のドラゴンが乗ることはまずありえません。
そして本当に沈む間際に海に出ていた手を掴んだわけですから、海上を浮くなどでその近くに居なければできない芸当です。
つまり、ドラゴンは風になる能力でその海上にやってきて、間一髪でサボを助けたのでしょう。
ドラゴンが革命軍の船に戻った際に、身体からモヤモヤした風のようなものが出ているのも、風になっていた証拠です。
出典:ONE PIECE
おそらくこれは風に変化していたドラゴンが、人間の姿に戻ったという描写でしょう。
そのため風に変化でき、周りの風を環境ごと変えていることもあるので、間違いなく悪魔の実としては覚醒しているでしょう。
このように多くの場面でドラゴンは風と関連して生きているような描写があります。
悪魔の実「カゼカゼの実」なるものを食べ、風人間となっているのではと考えます。
ドラゴンの悪魔の実予想2:天候そのものを操る能力
ドラゴンが原作で初めて登場したローグタウンでは、風だけでなく天候そのものを操っているような描写だったので、天候を操る能力とも考えられます。
ルフィたちがローグタウンを訪れた際の天気は晴れだったのですが、ナミが買い物を終えると急に空気が変わったことを感じ取ります。
そしてその頃バギーに捕まり、処刑されそうになったルフィ。ここで死ぬことを悟って笑顔で別れようとした瞬間、突然処刑台に雷が落ち、ルフィは間一髪のところで助かるのです。
さらに大雨が降り始め、その雨で海軍の火薬類がすべてやられて装備し直す羽目になります。
また風も西へ吹き、ルフィたちの船、ゴーイングメリー号にとっては追い風となりました。
これがすべて偶然に起きているとは考えられず、天が麦わらのルフィを生かそうとしているようだとスモーカーは言います。
この後ルフィはスモーカーに見つかって捕まってしまうのですが、そこにドラゴンが現れ、先述したように突風を起こしてその場にいたルフィも海軍も皆吹っ飛んでしまいます。
ルフィはすぐにゾロと合流でき、無事に船に乗り込むことに成功するのです。
出典:ONE PIECE
これらの事象をすべてドラゴンが起こしたと考えると、単に風だけを操ったとは言い難く、天候全てを味方に付けるような能力なのかと考えられます。「ウェザウェザの実」のようなもので。
天候が味方になるとはかなりのチート能力とも思えます。風や嵐、雷以外にも猛吹雪や日照りなどありとあらゆる天気にまつわる環境変化を起こせるかもしれませんよね。
今まで出てきたエネルや青キジの上位互換ともいえる能力です。
これじゃ最強じゃないの?とも思えますが、実際ナミが能力者でなくても天候を操っていますし、元四皇の白ひげはグラグラの実で地震や大津波などもう災害と言ってもいいような事象を引き起こしていました。
そんな悪魔の実も、天候を操るナミもいるわけですから、ドラゴンが天候を操ったとしてもあまり驚かないかもしれませんね。
ただ、天候を操る能力だとするとひとつ気になるのが、グレイ・ターミナルでの大火事の際にドラゴンがした対処です。
風を操る能力だと考えた場合は突風で爆発を起こすというのは最善の方法なのですが、天候を操る能力だとすると何も爆発を起こさなくても、すぐに大雨を降らせればそれで済む話なのではと思うんですよね。
でも敢えて突風にしたのには、風のみを操ることしかできない、のかもしれません。
ローグタウンでの出来事は雷や大雨などもありますが、これはドラゴンが本気を出せば風を操ることで雷雲や雨雲を呼び寄せることもできる、とも考えられます。
なので、どちらかといえば風を操る能力が第一候補であり、天候そのものを操る能力は第二候補といったところでしょう。
まとめ
今回はルフィの父親であり革命軍のリーダー、モンキー・D・ドラゴンの悪魔の実の能力について考察しました。
結論としてはこれ!というものは出ていませんが、おそらく風を操るカゼカゼの実、もしくは天候関係のウェザウェザの実のどちらかかと推測します。
ドラゴンが次回どのように出てくるかも見ものですが、その際にはぜひ能力を存分に発揮してほしいですね!
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