ワンピース920話で名前が登場した新キャラクター「アシュラ童子」。
無法地帯だった九里の中でも最も危険視された人物であり、光月おでんに討ち取られたということですが、どれほどの荒くれ者だったのか気になる人もいますよね。
もしかしたら今現在も生きている…のかもしれません。
今回は無法地帯を牛耳っていたアシュラ童子について考察していきます!
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Contents
アシュラ童子は何者か
アシュラ童子が何者だったのかということですが、相当な暴れ者であったことがワンピース920話から読み取れます。
もともと九里は、ワノ国の各郷から追放された罪人・盗人たちが野放しにされた土地でした。
彼らは徒党を組み、奪い合い斬り合い、毎日血が流れ、将軍家も匙を投げるほど凶悪な土地だったそうです。
アシュラ童子の強さ
そんな九里にいる悪党の中でも最も危険な男と言われていたのがアシュラ童子でした。
ワノ国各郷から追放されるだけでも野蛮な罪人と思われるのに、彼らの中でも最強に危険というのであれば相当な大物です。
出典:ONE PIECE
分かっているのはシルエットだけですが、まず光月おでんが相当身長が高いと思うのです。
それは、ワノ国の人物である錦えもん、カン十郎、雷ぞう、お菊、彼らは皆身長が高いので、その彼ら侍達を家臣としてまとめている光月おでんも同じような身長(270cm~300cm?)であったと考えます。
シルエットを見てもアシュラ童子は、そんなおでんの倍以上の身長であり、さらに横にも大きく、かなり恰幅の良い体格だったことがわかりますね。
アシュラ=阿修羅?
ちなみに「アシュラ=阿修羅」だとすると、阿修羅は古代インドでは生命生気の善神とされていましたが、帝釈天の台頭に伴ってヒンドゥー教で悪者としてのイメージもついてしまったとされる、少しかわいそうな位置づけの神様です。
阿修羅が天界を追われて修羅界を形成し、戦闘神となったのにはこのような逸話があります。
阿修羅は正義を司る神といわれ、帝釈天は力を司る神といわれる。
阿修羅の一族は、帝釈天が主である忉利天(とうりてん、三十三天ともいう)に住んでいた。また阿修羅には舎脂という娘がおり、いずれ帝釈天に嫁がせたいと思っていた。しかし、その帝釈天は舎脂を力ずくで奪った(誘拐して凌辱したともいわれる)。それを怒った阿修羅が帝釈天に戦いを挑むことになった。
帝釈天は配下の四天王などや三十三天の軍勢も遣わせて応戦した。戦いは常に帝釈天側が優勢であったが、ある時、阿修羅の軍が優勢となり、帝釈天が後退していたところへ蟻の行列にさしかかり、蟻を踏み殺してしまわないようにという帝釈天の慈悲心から軍を止めた。それを見た阿修羅は驚いて、帝釈天の計略があるかもしれないという疑念を抱き、撤退したという。
一説では、この話が天部で広まって阿修羅が追われることになったといわれる。また一説では、阿修羅は正義ではあるが、舎脂が帝釈天の正式な夫人となっていたのに、戦いを挑むうちに赦す心を失ってしまった。つまり、たとえ正義であっても、それに固執し続けると善心を見失い妄執の悪となる。このことから仏教では天界を追われ人間界と餓鬼界の間に修羅界が加えられたともいわれる。
引用:Wikipedia
すごく難しいところではありますが、自らの正義に固執しすぎてしまった阿修羅は他から見放されてしまって天界を追われ、修羅界を築き上げたということです。
もしかしたらワノ国にもこうしたエピソードが裏にあるかもしれません。
つまり、アシュラ童子をはじめとした悪党とされる人々は、元から悪だったのではなく、生きる上でであったり、何かしらの事情があったりして罪人や盗人となってしまった。
そこには彼らそれぞれで正義はあったのだけど、その正義は許されるものではなかった、ということなのかもしれません。
アシュラ童子とおでんとの関係
アシュラ童子は光月おでんに討ち取られた、とのことですが、筆者はまだ生きている、もしくはおでんに生かされたと推測します。
戦いを経て、これだけの力を持つアシュラ童子をみすみす討ち取りたくはないと、おでんは考えたのではないかと思うのです。
その後のアシュラ童子が今どうなっているのかを分岐させて考えてみました。
- アシュラ童子→酒天丸
- アシュラ童子→黒炭オロチ
アシュラ童子の正体1:更生をして酒天丸になった
ここからはアシュラ童子が酒天丸の正体だったとして考察していきます。
「阿修羅=アシュラ童子」だとすると、決して悪い心だけを持っているとは言い切れないでしょう。
現にアシュラ童子以外のならず者たちには、おでんが無法地帯をまとめ上げた後、働くことを覚えさせ、町を築き城を建て、皆のために「桃源農園」を作り、自由で笑いの絶えない活気ある郷を作ってしまいました。
それだけの求心力のあるおでんなので、アシュラ童子に関しても善の心を蘇らせることをしていそうです。
更生したアシュラ童子は「酒天丸」と名を変え、おでんのために力を尽くした、と考えることもできます。
それは、アシュラ童子と酒天丸を合わせると、「酒呑童子」となるからです。
酒呑童子は、日本で実際に丹波国と山城国の国境にある場所に住んでいたと伝わる鬼、または盗賊の頭領とされています。
この酒呑童子をモチーフとしてアシュラ童子、酒天丸のキャラクターが生み出されたのであれば、アシュラ童子は現在も酒天丸として生きているといえるでしょう。
そして、カイドウ&オロチの支配に抵抗するかの如く、盗賊団として生きているのでは?
ただ、その盗賊団がカイドウ&オロチに抵抗しているとは言っても、盗賊という行為がワノ国の民衆にまで及んでいるなら、更生したとは言えないかもしれませんが。
アシュラ童子の正体2:さらなる悪となり黒炭オロチとなった
次にアシュラ童子が黒炭オロチの正体だったとして考えてみます。
おでんの性格としてはならず者の統一のためとはいえ、打ち取ると言っても命まで奪うということはしなかったのではと推測します。
先述しましたが更生のチャンスを与えられたのではないかと。
しかし、根っからの悪の心が全身を覆っていたアシュラ童子はそのチャンスに気づかず、逆におでんに復讐する機会を見つけようと、九里を離れ、おでんを討ち取るチャンスを狙っていました。
そして20年前、カイドウと協力しておでんにとって何の根拠もない罪を着せ、おでんを処刑し、おでん城を焼き払うことに成功。
今現在はワノ国を支配する地位までたどり着いた、と考えることもできます。
いずれにしてもワノ国編においてこの先もきっと絡んでくるであろうアシュラ童子。
今後の登場に期待します!
まとめ
今回はワンピース920話で新たに登場したアシュラ童子について、その人物像や強さ、おでんとの関係やアシュラ童子の現在予想などをまとめました。
ワノ国編ではかなりのキーマンとなりそうですよね。今後ルフィたちと絡んでくるのかどうなのか、楽しみに待ちましょう!
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